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大の大人たちが真面目にギャルゲーしちゃう『デート・ア・ライブ』


デート・ア・ライブ

さあ、私たちの戦争<デート>を始めましょう。

このたった一つの台詞が、本作の全てを物語っている。さて『デート・ア・ライブ』とは一体どのような作品なのか。いくつかの要点を挙げて説明していこう。

ギャルゲー形式で進むミッション

ギャルゲーとは、簡単に言うと男性向けの恋愛シミュレーションゲームのことである。主人公であるプレイヤーが、予め用意された選択肢の中から一つを選ぶことで物語が展開していく。
そして本作『デート・ア・ライブ』はまさにそれと同じように、主人公の五河士道(いつかしどう)が秘密組織ラタトスク機関の提示する選択肢を基に美少女たちを攻略していく物語だ。

見事な世界観と設定

秘密組織というほどなので、所属するメンバーたちはほとんどが大の大人だ。それでは、なぜこのような不思議な状況が成り立つのか。それは一重に設定の面白さにある。
ポイントとなるのは士道が攻略する相手。彼女らは普通の人間ではなく、異世界から現れる“精霊”と呼ばれる存在だ。彼女らは現世に現れる際、無意識的に“空間震”と呼ばれる災害を引き起こしてしまう。そのため、精霊を無力化するにはその存在自体を完全に消滅させるか、または現世に留まらせるという方法しかない。そこで士道とラタトスクは、精霊に恋をさせることで現世に留まらせようと動き出す…!

爽快バトル&爆笑ギャグが魅力!

とはいってもさすがに全てギャルゲー仕様というわけではなく、バトルシーンやギャグなど誰でも楽しめる要素がふんだんに盛り込まれている。一見軽そうな設定の割には非常に真面目なストーリーで、気付いたときには既にその不思議な世界観に引き込まれているかも…。