今期アニメ『クロムクロ』がいちいち「エヴァ」っぽいと話題に
2016年4月より放送中のオリジナルTVアニメ『クロムクロ』。P.A.WORKS15周年記念作と銘打った本作は、アニメファンからも高い評価を得ています。さて、今回ご紹介するのは、この『クロムクロ』があの90年代を代表する社会現象作品『新世紀エヴァンゲリオン』とあらゆる点が似ているという話題です。今回は両作がそう言われる所以について、画像を交えてご紹介します。
『クロムクロ』と「エヴァ」の共通点
クロムクロってアニメ観始めたがちょいちょいエヴァだw
— 師井大喜だよ (@Daiki_Moroi) 2016年5月28日
そういえばクロムクロはエヴァっていうの若干現実味を帯びてきましたね
— すずらん (@eyezlove) 2016年5月24日
クロムクロって、なんとなくエヴァの系譜を感じる
— モトタキ@小並Y亮 (@motoyaKITO) 2016年5月23日
クロムクロ、なんとなくエヴァと重なるなあと思っていたら他の方々も同じことを考えていらっしゃるようですね
— ありお (@1112_flfl) 2016年5月21日
このように、ネット上でも『クロムクロ』がいちいち「エヴァ」に似ていると話題になっています。それでは、両作の共通点について整理していきましょう。
①物見高い(野次馬)クラスメート
『新世紀エヴァンゲリオン』には、主人公・碇シンジのクラスメートとして、鈴原トウジと相田ケンスケというキャラクターが登場します。この2人の関係性にそっくりなのが、『クロムクロ』に登場する赤城涼斗(あかぎ りょうと)と茅原純大(かやはら じゅんだい)の2人です。
赤城と茅原は、トウジとケンスケと同じように野次馬として戦闘シーンを目撃します。特に「エヴァ」のケンスケと『クロムクロ』の茅原の行動はウリ二つ。非公開の現場を自分のカメラに収めようと、危険を顧みず戦闘中地域に潜り込みます。
これはあまり関係ないかもしれませんが、キャラクターデザインにおいても、トウジと赤城、ケンスケと茅原の髪の長さがほぼ同じくらいですね。
②主人公とヒロインが同居することに
『新世紀エヴァンゲリオン』では、主人公でエヴァンゲリオン初号機のパイロット・碇シンジと、ドイツから来たエヴァンゲリオン弐号機を操縦するエースパイロット・アスカが葛城ミサトの家で同居することになります。
一方『クロムクロ』では、約450年前からやって来た主人公・青馬剣之介時貞(おうま けんのすけ ときさだ)が、ヒロインである白羽由希奈(しらはね ゆきな)の家にやってきます。由希奈の妹・小春(こはる)に、由希奈の母、叔父の3人も居るので状況は大分異なりますが、「主人公とヒロインが同居することになる」という構図としては全く同じですね。
③絶妙すぎる股間隠しカメラワーク
「エヴァ」といえば、シリーズを通して徹底されているのが、裸の状態で登場するキャラクターの股間(恥部)隠しです。絶妙なカメラワークで展開される演出は、見えそうで見えない独特な面白さがあります。
さて、今回の『クロムクロ』も見事な股間隠しを披露しています。しかも本作では、大胆な動きの中での絶妙な股間隠しを実現。「エヴァ」の系譜に位置しながらも、その技術を大幅に進歩させていることがわかります。
「エヴァ」の制作にも関わっていた岡村天斎監督
【スタッフ公開】続けて、スタッフ情報も公開しました!こちらもTVアニメ「クロムクロ」公式HPにて、キャスト情報とともに掲載しておりますので、是非ご覧下さい!! #クロムクロ https://t.co/08lhpUyLgI pic.twitter.com/ynWtfdineQ
— 「クロムクロ」公式★BD①10/19発売 (@KUROMUKURO_UNKL) 2016年2月8日
ちなみに、これらのオマージュは、『クロムクロ』で監督を務める岡村天斎さんによるところも大きいように思われます。岡村天斎監督は、『新世紀エヴァンゲリオン』(TVシリーズ)の制作にも関わっていました。
各話の制作担当を見てみると、第拾参話「使徒、侵入」・第拾八話「命の選択を」の2回で、岡村天斎さんが絵コンテと演出を務めています。もちろん理由はこれだけがオマージュの理由ではありませんが、大きな理由の一つであることは確かでしょう。
まとめ
エヴァの流れを色濃く反映した『クロムクロ』という作品。15周年という節目を迎えてP.A.WORKSが、初めて挑むロボットモノアニメという点においても、その注目度は抜群です。
このように、色んな視点から観ても楽しめるオリジナルTVアニメ『クロムクロ』、未視聴の方やエヴァファンの方は、ぜひご覧になってみてください。
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