さとり世代の罵詈雑言ギャグ漫画『ニーチェ先生』が面白い
今話題の痛快ギャグ漫画『ニーチェ先生〜コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた〜』の第一巻を読みました。非常に面白かったので、本作『ニーチェ先生』の内容の一部をご紹介してみようと思います。皆さんもぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
あらすじ
就職浪人中の松駒がアルバイトとして勤務するコンビニエンスストア・スリーセブン寺院通り店に仁井智慧が新人アルバイトとして入ってきた。仁井は入店早々、「お客様は神様だろうが!」と因縁をつける客に向かって「神は死んだ」と言い放つ。そして、仁井は接客業でありながら、一切、客に迎合せず、迷惑な客はありとあらゆる手段を駆使して排除していった。仁井の言動に関心を持った松駒は密かに仁井をニーチェ先生と名付け、彼の言動を観察するようになる。
出典:ニーチェ先生〜コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた〜 - Wikipedia
ニーチェ先生の斜め上なコメントが秀逸なギャグ漫画です。設定は至って簡単で、主人公の松駒と“ニーチェ先生”こと仁井智慧(にい ともはる ※「ニート」を意識させてる?)を中心に、ごく普通のコンビニ・スリーセブン寺院通り店(※架空の店舗)の従業員たちの何気ない日常を描いています。
主要登場人物(スリーセブン寺院通り店で働く皆さん)
松駒(まつこま)
本作における貴重なツッコミ担当。就職浪人中なので、ちょこちょこ面接に行く(そしてまた落ちる)。ボケ交じりの高度なツッコミが魅力。
仁井智慧(にい・ともはる)/ニーチェ先生
仏教学部に所属する大学生。ちなみに両親はキリスト教。般若心経を豪快にアレンジ(?)したバンド「 」(くうはく)のベース兼木魚を担当している。
渡利久慈(わたり・ひさじ)/宝くじ先輩
ちょっとお金がなくて、相当狂ってる先輩アルバイト。ニーチェ先生に度々心を折られる。
オーナー
発注のセンスがなさすぎて店員たちを困らせ続ける店長。ただ、憎めないタイプ。
ニーチェ先生の有り難い罵詈雑言(ばりぞうごん)紹介
態度の悪い女性客もいるけど気にしないでね
と優しい気遣いの言葉をかけた松駒に対するニーチェ先生の有り難いお言葉。
z軸のある女性には期待していないので
割と教養のある三次元女の諦め方。
タバコはかっこいいイメージありますが
とコンビニ店員らしい何気ない会話を始めたつもりの松駒に対して、ニーチェ先生が掛けた有り難いお言葉。
実際は哺乳類の本能である「乳を吸う行為」を煙草に置き換えただけの幼児退行の表れですし、煙草の銘柄を間違えただけで逆上する方は、乳首依存患者として扱っています
「乳首依存患者」という言葉の破壊力たるや。
超ケンカ腰の「ググれカス」
宅配便がいつ届くのかをお客様に尋ねられたニーチェ先生の有り難いお言葉。
貴方様がお持ちのスマートフォンは飾りか何かでしょうか?
いますよね、そういう人。これは普段でも使えそう。
いさぎよい(?)お誘いの断り方
仁井君の歓迎会を兼ねて食事に行こうかと皆を誘ってくれたオーナーに対して、放ったニーチェ先生の有り難いお言葉。
せっかくですが、所用の腹痛がありまして
スケジューリングされた腹痛の素晴らしさ。
どうしてコンビニは年末年始も営業するのか?
三が日は営業しない店も多く、いざというときに物が買えない人たちのため。と回答した松駒に対するニーチェ先生の有り難いお言葉。
自己責任という概念をお買い上げ頂きたいものですね
これはうまいこと言ったーーー! 座布団一枚!!(仏教学部だけに)
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