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今本当に面白いおすすめ漫画9選!マンガ大賞2018ノミネート作品から厳選!


今本当に面白い漫画をお探しの方へ向けて、まだ比較的新しくて今話題のおすすめ作品をご紹介します。

今回ピックアップした漫画は、毎年3月末に発表される「マンガ大賞」の2018年版で最終選考に残った作品たち。ノミネートされたのは全12本ですが、その中でも僕が特におすすめしたい漫画を9本選びました。どの作品も全て折り紙付きの面白さなので、次に読む漫画を探している方はぜひ参考にしてみてください!

①BEASTARS

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「マンガ大賞2018」の大賞に輝いたのが、板垣巴留(いたがきぱる)先生の『BEASTARS(ビースターズ)』です。既刊は7巻まで。

この作品の大きな特徴は、登場人物がすべて擬人化した動物であるという点。草食動物と肉食動物が共に過ごす全寮制の中高一貫学校「チェリートン学園」を舞台に、動物たちが繰り広げる熱いヒューマン(?)ドラマが見所です。

個人的なおすすめポイントは、細部まで考え抜かれた世界観。この世界では肉食動物が肉を食べることを禁じられているのですが、チェリートン学園では草食動物の生徒が何者かに殺されるという事件が起こったり、裏社会では草食動物たちの血肉が売買されていたりと異様なリアルさを感じます。

主人公は気の優しい狼の“レゴシ”という少年で、自分が持つ肉食動物としての本能と向き合っていく様子も見所のひとつです。

詳しい内容はレビュー記事をご覧ください!

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②我らコンタクティ

我らコンタクティ (アフタヌーンコミックス)

「マンガ大賞2018」の第2位にランクインしたのが、森田るい先生の『我らコンタクティ』。恥ずかしながら僕は全くのノーマークだった作品で、今回の2位入選ですぐさま読んでみました。

本作は1巻完結の短編漫画。冴えない会社員生活を送る主人公の女性・椎ノ木カナエと、彼女の小学時代の同級生である中平かずきの2人がロケット開発をするというちょっと変わったストーリーです。

キャラクターのデザインがやや独特ですが、カナエとかずきをはじめ、かずきの兄やバーのママなど、やや影のある登場人物たちが物語を盛り上げます。

良くも悪くも1巻しかないので、サクッと気軽に読めるのもおすすめポイント。変わったコンビのロケット開発は成功するのか?気になる方はぜひ手に取ってみてください!

③凪のお暇

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「マンガ大賞2018」の第3位は、コナリミサト先生の『凪のお暇』です。既刊は3巻まで。

本作は、空気を読むことに必死な28歳のOL・大島凪が人生を思い切ってリセットする物語。息の詰まるような毎日から抜け出して、東京のはずれのボロアパートで送る貧しいけれど自由な生活を描きます。

本作の大きな見所が、凪の恋愛模様。凪が会社を辞めるきっかけにもなった同じ会社の元彼・我聞慎二は、リセットライフを送る凪のことを諦めきれず、凪の新居を突き止めて部屋を訪ねてきます。対して凪は過去の自分と決別するべく慎二をつけ放そうとしますが、同じボロアパートのお隣さんを多少意識し始めたり…?

会社で辛い思いをしながら働くすべての人に読んでほしいおすすめの1本です。

④ダンジョン飯

ダンジョン飯 1巻 (HARTA COMIX)

「マンガ大賞2018」の第4位にランクインしたのが、このブログでも既に紹介した九井諒子先生の『ダンジョン飯』です。既刊は5巻までで、最新第6巻は4月13日に発売されます。

本作は、「マンガ大賞2018」だけでなく、既に他のコンクールでも上位に入選している話題作。一番の見所は、ファンタジーの世界に登場するスライムなどのモンスターを調理して食べてしまおうという斬新な設定です。

ありそうでなかった奇抜な発想で、ファンタジー好きにもグルメ漫画好きにもおすすめの1本。

詳しい内容はレビュー記事をご覧ください!

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⑤不滅のあなたへ

不滅のあなたへ(1) (週刊少年マガジンコミックス)

「マンガ大賞2018」の第5位は、大今良時先生の新作『不滅のあなたへ』です。既刊は全6巻。

本作は他のどの作品とも違う斬新かつ壮大なストーリーが魅力。主人公は不死身の球体で、後に「フシ(不死)」という名前を付けられます。その生物の姿を獲得して変身することができるフシは、さまざまな生物との出会いを通じて成長し、自分が何のために生まれたのか?という謎に迫っていく物語です。

漫画好きなら絶対に読んでおきたい今話題の1本。大今良時先生といえば、前作の『聲の形』がアニメ映画化されるなど大ヒットしましたが、そちらを読んでいない方にもぜひ読んでいただきたいおすすめの漫画です。

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⑥ランウェイで笑って

ランウェイで笑って(1) (週刊少年マガジンコミックス)

「マンガ大賞2018」の第6位にランクインしたのが、猪ノ谷言葉先生の『ランウェイで笑って』です。既刊は4巻まで。

本作は、幼い頃からパリコレに出ることを夢見るも、思うように身長が伸びなかった女子高生モデル・藤戸千雪と、家庭の事情でファッションデザイナーの道を歩みことをあきらめていた少年・都村育人の2人がファッションの最前線で活躍する姿を描いた物語。自分にとって不利な状況を物ともせず、夢に向かって突き進む様子を見ていると胸が熱くなること間違いなし。

僕自身は正直ファッションにあまり興味がありませんが、この作品を読むと自然にファッションにも興味がわいてきます。

ちなみに、タイトルの「ランウェイ」とはファッションショーにおける舞台のことで、暗黙の了解として「ランウェイでは笑ってはいけない」というルールがあります。そしてそのルールを破ってしまうのが、育人と千雪のコンビ。常識を覆す2人の活躍をぜひご覧ください!

⑦とんがり帽子のアトリエ

とんがり帽子のアトリエ(1) (モーニングコミックス)

「マンガ大賞2018」の第7位は、このブログでも既に取り上げた白浜鴎先生の『とんがり帽子のアトリエ』です。既刊は3巻まで。

本作は、幼い頃から魔法使いに憧れる少女が自ら魔法使いになるという物語。この作品の魅力は、これまで様々なファンタジー作品で描かれてきた“魔法”を新たな解釈で再定義したところ。本来魔法は魔法使いだけに扱える特別なものではなく、「やり方さえわかれば誰にでも使えるもの」という設定が非常に斬新です。

細部まで書き込まれた背景も本作のおすすめポイント。より深く物語に感情移入できるので、時間を忘れて読んでしまいました。

詳しい内容はレビュー記事をご覧ください!

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⑧約束のネバーランド

約束のネバーランド 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

今回紹介する漫画の中でも特にダントツでおすすめなのが『約束のネバーランド』です。僕も以前から読もう読もうと思っていてようやく読んだのですが、面白すぎてなかなか止まらず夜更かしして最新刊まで一気に読んでしまいました。「マンガ大賞2018」では第11位という結果でしたが、ぜひ全ての方に読んでほしい傑作です。

物語のジャンルとしては、ダークファンタジーやサスペンスに近い印象。主人公はとある孤児院で暮らす11歳の少女・エマ。この孤児院では、6歳以上になった子どもと12歳の誕生日を迎えた子どもが定期的に里親の元へ送られるのですが、実際に送られるのは里親の元ではなく、人間を食らう“鬼”の所。実はこの孤児院は“農園”と呼ばれ、なんと鬼たちに子どもを育てて献上する機関だった、というストーリーです。この真実を知ってしまったエマたちは、生きるために必死の逃亡策を図ります。

ちなみに、本作は週刊少年ジャンプでの連載作品なのですが、「友情」「努力」「勝利」というジャンプの三大原則からは大きく逸れています。しかし、それでいて子ども心をくすぐられる作品。

⑨ゴールデンゴールド

ゴールデンゴールド(1) (モーニングコミックス)

「マンガ大賞2018」の第12位にランクインしたのが、堀尾省太先生の『ゴールデンゴールド』です。既刊は3巻まで。

本作は瀬戸内海にある架空の島「寧島」を舞台にした物語。これと言って観光名所などもないこの島は、その昔「福の神が立ち寄ったことがある」と言い伝えられています。主人公はこの島に引っ越してきたばかりの少女・早坂琉花。

彼女はこの島の浜で、ミイラのような不気味な置物を拾います。琉花はその置物にとある願い事をするのですが、するとその置物は独りでに動き出し、琉花の家に居座ります。次第に“福の神”と呼ばれるようになるその置物は、周囲に人とお金を集める力があるのですが、その力に当てられた人間は多少強引な手を使ってでもお金を稼ごうと躍起になり、穏やかだった島の雰囲気が一変していくというストーリーです。

先が読めない展開でどんどん続きが読みたくなります。空いた時間での一気読みにおすすめの1本です。

まとめ

以上、今特におすすめしたい漫画を「マンガ大賞2018」にノミネートされた作品の中から更に厳選して紹介しました。

なお、僕が愛用している電子書籍ストア「eBookJapan」では、「マンガ大賞」の歴代作品を全てまとめたキャンペーンページが公開されています。ちなみに、マンガ大賞は2008年からスタートした漫画賞。過去のノミネート作品の多くが映画化やドラマ化がされているなど、漫画としても大きな拍がつくので、今回紹介した作品はぜひチェックしておきましょう!

「マンガ大賞」歴代全受賞作品一覧