電子書籍のメリット・デメリット。紙との違いと活用法も解説します!
電子書籍を3年以上愛用している電子書籍大好きライターの岡本です。この記事では、今まで紙の本にこだわってきたけど、そろそろ電子書籍に移行しようかな…と考えている方へ、僕がこれまで電子書籍を使ってきた中で感じたメリットやデメリットを解説していきます。
また、電子書籍をより良く活用するためのポイントも紹介するので、電子書籍への移行でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください!
電子書籍のメリット
①欠本・在庫切れがない
電子書籍の大きなメリットといえば、欲しい本がいつでもどこでもすぐに購入できるという点。特に、書店での在庫がすぐに無くなってしまうような人気の小説などを購入する際には、本を探し回る必要もなく圧倒的に便利です。
丁度最近の事例で言うと、『名探偵コナン』の劇場版作品『ゼロの執行人』の人気を受けて、その特集を組んだ月刊アニメ誌「アニメディア 2018年6月号」と、キーパーソンとなる安室徹を主人公としたスピンオフ漫画の第1話が掲載された「週刊少年サンデー 2018年24号」がいずれも品薄の状態となりました。
ファンとしては一刻も早く手に入れたいだけに、電子書籍であればこういった書店の在庫状況に関わらず、欲しい本が手に入るのが大きなメリットです。
②紙の本よりも圧倒的に安く買える
もう一つ電子書籍のメリットとして挙げておきたいのは、紙の本よりも圧倒的に安く買えるという点。なぜ安く買えるのか?という理由を詳しく説明します。
まず、電子書籍ストア大手のKindleをはじめ、数多くの本の定価は紙よりも電子書籍の方が安く設定されています。中には電子書籍の方が数百円も安い場合があるので、発売直後に購入しても電子書籍の方がお得です。
また、電子書籍ストアでは頻繁にお得なキャンペーンが開催されています。もちろんタイトルにもよりますが、10~30%程度の割引は日常茶飯事。時には定価50%OFF以上の割引がつくこともあります。キャンペーンのほかにも、楽天koboなどクーポンを豊富に揃えているストアもおすすめです。
さらに、電子書籍ストアはポイント還元率が高いのも魅力。通常のポイント還元率はストアによって異なりますが、ポイント10倍キャンペーンなどを開催する場合も多いです。
③場所を取らず何冊でも持ち運べる
紙の本は購入後に自宅で場所を取りますが、電子書籍はクラウド上にデータを保存しておけるので、スマホやタブレットの容量を圧迫する心配もありません。
また、移動中の読書にも電子書籍が圧倒的に有利。例えば、旅行の移動時間に新幹線などで本を読もうと思ったら、カバンに紙の本を入れるのは意外と荷物になりますよね。少しでも荷物を減らしたいけど、本も読みたい…という方にとっては、電子書籍の導入がおすすめです。
電子書籍のデメリット
①所有しているという実感が薄い
漫画や小説など巻数が多い本の場合、その全てを揃えて自宅に飾っておきたいという方も多いでしょう。しかし、電子書籍の場合はその点の所有欲は満たされません。友達に見せびらかすこともできなければ、横に並べてただ眺めるということもできないわけです。
また、これに付随して電子書籍の場合によくあるのが、買ったことを忘れてしまうという現象。気軽に購入できるうえに場所を取らないからこそ、「早く読まなきゃ」という意識が働かずに買ったままにしてしまいがちです。
②一部の付録が付いてこない
雑誌の付録でよくあるのが、バッグや文房具、DVDなどの特典。こういったモノの付録が付いている雑誌の場合、電子書籍版には付録が付いてこないケースがほとんどです。その分価格は安くなっていますが、付録が欲しいという方は紙の雑誌を買うほかありません。
ただし、電子書籍ストアによっては、紙の雑誌を買うと追加料金なしで電子書籍版も読める場合があります。紙の雑誌だと内容を見返したいから捨てられない、という方にとっては、電子書籍版だけとっておくというのも選択肢です。
③本との偶然の出会いがほとんどない
電子書籍の大きなデメリットと言えるのが、本との偶然の出会いがほとんどないという点です。紙の本の場合は、多くの方が書店に行って本を探すことでしょう。目当ての本がある場合もありますが、多くは特に用もなく、ただ面白い本がないか探しに立ち寄る程度だと思います。
一方、電子書籍の場合は目当ての本を探すのは非常に効率的ですが、元々自分の頭の中にない本を探すのは至難の業。書店のように面白そうな本と偶然出会うというようなことは起こりにくいわけです。
ちなみに、僕は本を買う場合はほぼ電子書籍ですが、時間が空いたら書店に足を運ぶようにしています。そうしないと、「こんな本があったのか…!」という発見は得にくいからです。書店で面白そうな本を見つけらたら、電子版が売られていないかをその場ですかさずチェックし、電子書籍で買えるならその場で購入リストに入れておきます。
④読み終わった後も買い取りに出せない
紙の本の場合は、読み終わった後にブックオフなどの中古ショップに売りに出すことも可能。たとえ定価が高かったとしても、4分の1程度はお金が返ってくるという意味ではお得です。
一方、電子書籍の場合は購入後に買取に出すといったことはもちろん、友達に本を貸したりといったこともできません。
⑤違う電子書籍ストア同士で本を共有できない
電子書籍を使う上で注意しないといけないのは、基本的に違う電子書籍ストアで買った本を他のストアで共有できないという点です。要するに、その本を買ったストアでしかその本を読めないということ。漫画や小説などを途中の巻から他のストアで購入した場合、別々のストアで本を読むことになります。
結論:デメリットも多いがメリットの方が断然大きい!
以上、電子書籍のメリットとデメリットをまとめてきました。数としてみるとデメリットの方が大きいようにも思えますが、僕が思うにそんなことはありません。もちろん人にもよりますが、他のサービスで貯まったポイントで本が買えるなど、電子書籍ストアによっても細かいメリットが数多くあります。
なお、本ブログでは有名どころの電子書籍ストアを比較した解説記事も書いているので、ぜひあわせてチェックしてみてください!